地理学研究室の今年度の地域調査実習を9月12日から16日まで愛知県内および兵庫県内でおこないました。今回は受講生が2年生と3年生あわせて18名という大所帯となったため、初めて2つのグループに分かれて調査実習をおこないました。一つは名古屋市をベースとして愛知県全域を、もう一つは神戸市をベースとして兵庫県全域をそれぞれ調査対象としました。教員は愛知県を伊賀が、兵庫県を中島が指導教員として担当し、それぞれが現地での地域調査から報告書の作成までを指導しました。
研究対象はヒートアイランドからB級グルメ、まちづくり、知覚環境、伝統芸能、絵図、伝統芸能、観光行動、製造業、温泉観光地などきわめて多岐にわたりました。調査対象地域も愛知県内は犬山市から西三河地域まで、兵庫県内は神戸市から豊岡市まで、それぞれたいへん広範囲におよびました。
2年生には初めての地域調査でしたからいろいろと戸惑うこともあったようですが、3年生も含めてみなさんそれぞれ自分のテーマに熱心に取り組んで聞き取りや測定、資料集めにはげんでいました。これらの地域調査の成果は本年3月に発行された『2011年度地域調査実習報告書 兵庫・愛知』として刊行されました(詳しくは「教室の出版物」をご参照ください)。