「進路と資格」
地理学はたいへん間口の広い学問です。人文社会科学から自然科学まで、ほとんどあらゆる分野に関係しています。ですからそこで学ぶ内容も基礎的なものから応用的・実践的なものまでさまざまです。しかし一つだけ共通していることは、相手が人間であれ自然であれ、つねに現場の事実に基づいてものを考え実践していくということです。そういう意味では、社会に出てから直接的に地理学理論を活用するような場面は必ずしも多くないとしても、真摯に現場の事実と向き合い、臨機応変に問題を解決していこうとする地理学の姿勢は、どのような仕事をしてもきっと役立つものであると言えます。
<地理学教室の卒業生の進路>
地理学教室の卒業生の進路としては民間企業が大半を占めていますが、最近は公務員も割と多いです。民間企業の中では情報・サービス業への就職者が最も多く、次いで運輸・流通業となっています。また、大学院への進学者も一定の割合を占めており、金沢大学大学院人間社会環境研究科のみならず、京都大学、首都大学東京、筑波大学、東京大学、名古屋大学などの大学院へ進学する人もいます。進路は違えど、みなさんそれぞれの現場で活躍されています。
<地理学を学んで取ることのできる資格>
地理学教室で学ぶことで取得できる資格・免許は以下の通りです
国家資格
●中学校教諭一種免許状(社会)
●高等学校教諭一種免許状(地理歴史・公民)
●学芸員