2008年度におこなった「地域調査実習」の報告書が刊行されました。この報告書は「地域調査実習 Ⅰ」(2年生)、「地域調査実習 Ⅱ」(3年生)、および「大学院地域調査実習」(博士前期課程) の授業の成果をまとめたものです。今回は岐阜市と大垣市を中心にして西濃から東濃まで岐阜県内の広範な地域で現地調査をおこないました。研究テーマも植生や地形、防災、リサイクル、林業、窯業、交通、商店立地、商圏分析、地域活性化事業など多岐にわたりました。
全体としてはまだまだ調査不足の感は否めず、地域調査として必ずしも十分な成果を収めたとは言い難いかもしれません。本書における内容も、資料の扱い方や分析方法、論理構成などの点においてまだまだ不十分なものばかりであり、その点で皆様からのご叱咤・ご批判をお願いするばかりです。
なお、現地調査にあたっては岐阜県庁や岐阜市役所、大垣市役所をはじめとする各自治体の関係部署、およびその他の数多くの関係機関、関係者にお世話になりました。すべてのお名前を挙げてお礼を述べることができない非礼をお許しください。またお忙しいさなか、学生の聞き取り調査に辛抱強くご協力いただいた商店や事業所、団体、そして地元住民の方々にはたいへんお世話になりました。この場を借りて厚くお礼申し上げたいと思います。
なお、各章のタイトルと執筆者を「教室の出版物」のページに掲載しましたので、詳しくはそちらをご覧下さい。